tri 6章を終えて
前夜祭に行きました。具体的なネタバレは微々たる感じ(監督のこぼれ話もついでに)です。
不安とモヤモヤと少しの期待を持って見届けてきたtri くんもついに完結です!
第1章の先行上映から追っかけてきた身としては、色々あったけれども感慨深い思いです。
あっという間のようで長かったような…終わって寂しいようなホッとしているような…
tri はアニバーサリーという大きな祭りの目玉、いわば花火的存在だったので…いつもいつでもでっけえ打ち上げ花火だなあと思っていましたが…
思えば15thイベントで発表があり、今はもう20thを迎えていて、足掛け5年という月日に驚いています。
というか、5年間も心をかき乱された作品ですから、結果として思い入れのある作品になったような。笑
1章を観たときはシリーズ物として同じ世界線の解釈も可能だなあと思ってたけど、6章まで走り続けた結果、私にとっては別の世界線だったなあと思います。(ごめんね~)
ただこれだけは純粋に、ハッキリ言えるのは、「あって良かった作品」だってこと!!
わたしはデジモンのアニメが好きです。時代に沿ってアプローチを変えながら多様なシリーズ展開をしていくデジモンが好きです。tri があるからこそ、終わらなかったこともあったんじゃないかな~。(このへんは前夜祭で渡辺さんも同じようなことを仰られていた)
発表もあったけど、新しいプロジェクトもあるしね。過去から未来へ、ある種の架け橋的な存在だったな~とおもいます。02の空白を埋めたかったtri の意図とはあってる気がします。笑
肝心の内容に触れたいのですが、いかんせんかでもなく不可でもなくというか。
わりと当初重要そうに語られてた太一の進路とかも、予想の範囲内だったかな。どちらかというと彼のメインテーマは、失った勇気を、もう一度手繰り寄せてもそれは二度と同じものにはならなくて、それでも全てひっくるめて胸に受けとめることにあったかと思います。何かを失い何かを得ることを繰り返して子供から大人へ変わって行くということが監督の描きたかったtri 像なんじゃないかなあ…
その一方で、いつの時代にも変わらないもの(信じあえる誰かとの絆)もあるよというのがtri なりの救いの形。話が進めば進むほどそれぞれの見つめてることや受け取り方がばらんばらん、でも選び取る未来は一緒だから、な子供達とモンだったけど、そういうtri の完成形が6章のキービジュアル(グレーの背景)に表れてるな~と思いつつ。
まあ仲間が大事テーマでやるなら何故02組があんなことになってしまったのかと頭を抱えますが、ある意味最初から最後まで大輔たちのなんでやねんな扱いが、最早ひとつの救いだったような気がしなくもないです。今となっては。笑笑
ここにきてメイちゃんに救いがないのかとびっくりしましたが、最後の音はメイちゃんへのクリスマスプレゼントという意味らしいので(監督談)、いや…それがいいのかどうかも私にはもうよくわからないけど………
むしろニシジマTが……私は…あわわ…
思ったよりもショックでした。姫ちゃんとどこかの世界線で幸せになってほしいもんです。不憫すぎやしないか?
作画は後半安定してましたね。最後の戦いはみんないい表情でした。そのぶんヤマトが目立つ前半部分が…!!皮肉にも細谷さんの演技が良すぎて!演技と絵の温度差がなんかツボりました。笑
そう思うと中盤のガブヤマのラブシーンは作中きっての神作画・演出・会話のはこびだったと思います!このシーンはオススメします。笑
こうして色々かいてくとそれなりに言葉にはなるもののなんだろう。ロスなんだろうか、かなり感情が行方不明です。愛なの?憎しみなの?
でもやっぱりホッとしてます。なんだろ。おかえり。みんなお疲れさま!
どこの世界線であっても冒険と進化は続くものと知れたような気がします。無限に広がる世界の全てに、あるかもしれないみんなの人生(モン生?)ひとつひとつ幸あれ!
願わくば、パートナーが隣に、いつも笑顔でいれることを!
以上、「ディア逆観たいなあ…」と思う私でした。笑
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