ミューパニ・タートルズの感想
9月にミューパニことタートルズ観たときの感想を、ミスキーで投げたきりまとめてなかったので、時系列整理しながら再録していきます。わりとほんのりとしかネタバレしてません。
初見感想はとにかく、キャラクターのお馴染みさ、リメイクの方向性に途中までなんだかんだ歴代ファンが楽しむ作品だー♪て思ってたところ亀夢女もびっくりのニュー展開でオチにたまげた。映画としては王道とも言えるストーリーだから、歴代テーマをある意味逆手に取っていて新鮮だった。歴史あるシリーズだからこそ実現可能な不思議な構成だよね。終盤の戦闘シーン不覚にも泣いたよ……人間の善性を信じていたいから……
タートルズって所謂イロモノというか「一般ピープルとは違う特別な存在であるヒーロー」の極端な例だったと思うんですけど、「現代のティーンエイジ」に重きを置いた時、「特別(マイノリティ)でも皆と同じ権利が欲しい」というテーマになるのがなるほど現代なんだなあと思って興味深かったです。長いシリーズだからこういう方向性が生まれるのも歴史や文化を感じるよね……。
権利を有する為に一個人(今回は亀たち)が苦労をしないといけないのかよ……という哀しみは、ミラベルの時にも感じたけど、物語を盛り上げるドラマ性と現実の権利問題は必ずしも重ねなくて良い(だからこその創作物)のが創作物の難しさであり面白さだね。ただ亀達は、亀だけではなくエイプリルというお互いの利害の一致で仲良くなる他人がいるのが良いなあと思います。お互い自分のための下心じゃん!ていえばその通りだけど、そのために相手を助けたり助けられたりできる関係を築くってのは、すごく健全な人間関係の構築に感じるなあ。亀だけど。
2回目は吹替で観ました。てかそれで1番衝撃的だったのは沢城みゆきがレザーヘッドときいてショタ系になるってこと〜!?てワクワク楽しみに行ったら女だったことかなwwwマジで衝撃すぎて一瞬記憶失った爆笑 1回目気づいてなかったよ…まあウィングナットとかも女だもんな〜竹内順子かわいかった!
最初は絶対字幕だ!と思って吹替を2回目に回したけど、落書き風CGアニメーションを堪能するなら映像に集中できるから吹替が正解かもな〜と思った。スーパーフライとかエイプリルは印象だいぶ変わるけど、亀たちは全然元のキャストとの違和感なかった!
今回のティーンエイジが描いたようなタッチで描かれるニューヨークの描写、さすがに憧れざるをえないー
コンセプトアートをずっと観てるような感覚で本当に目が潤った!映画作品は映画館で観るべきだということを脳みそで理解するよね。
私はタートルズ作品の好きな理由のひとつとして、所謂人外(ミュータント達)の造形やアイディアの面白さ、人間じゃないゆえの強さなので、ミューパニ亀はそれをポップでかわいいアートスタイルでいっぱい見せてくれるから、とっても楽しかったです!
そのほか元々亀を好きな理由としては、(これが一般的かどうか知りませんが)どんなに亀達が明るく楽しく日々を過ごしたり、誰とどんな関係性を築いたりしてもどこか断ち切れない家族の、ともすれば閉鎖感に近い根本の絆というか、世と断絶されて育ってきた故の、他者にはわからない運命共同体な部分にもえているのですが、ミューパニはそこをスポット与えた上で逆手に取られてて、く〜〜〜〜wwwてなった。複雑な感情。でもいいよ……
あと最後の匂わせオチで一番ワクワクしてしまう自分も悔しい 結局お約束が好きってこと……
めちゃくちゃどうでも良いがマイキーが声低くてドナが声高いことがいまだに慣れてなくて一瞬誰が喋ってんのかわかんなくなったなー
忙しくて劇場で3回くらいしか観れなかったので、本当に今から円盤を楽しみにしてます♪
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